プレーナー加工についてステンレスを使ってV溝の種類を紹介!

11.26

今回は、建築部材を作成するのに必要不可欠な、
プレーナー加工機とその加工の種類を紹介します。

 

プレーナーとは本来「平削り盤」を意味するので、
木材をかんな掛けしているのかと思われがちですが、
弊社ではV溝を掘っている事を総称して「プレーナー」と呼んでいます。

 

IMG_1702

IMG_1701

プレーナー加工機はアマダ製を使用し、
加工範囲が4mと6mの二種類の機械を使用しています。

 

IMG_1761

加工の種類ですが、弊社の呼び方で紹介しますと、
写真(使用材料:SUS 2B 1.5mm)の右から
「線引き」「C角」「B角」「A角」「見本(アールプレーナー)」
主に5種類の加工をしています。

 

IMG_1762

「線引き」は、呼んで字のごとく、軽く線を引く感じの加工です。
この加工は曲げ加工をする際の目印を付ける目的で行う加工です。

 

IMG_1763

「C角」は、1mmの板厚になるまでV溝を掘る加工です。
見た目は「線引き」とそんなに変わらないですね。

 

IMG_1764

「B角」は、0.8mmの板厚になるまでV溝加工します。
1.5mm厚の材料だと約半分の板厚になるのですが、
そうする事により、曲げた時の角Rが何もしていない時よりシャープになります。

 

IMG_1765

それよりももっとはっきり曲げ角Rをシャープにしたい時に行うのが、
「A角」です。この加工は、0.5mm厚になるまで加工します。

 

IMG_1766

最後に、「見本(アールプレーナー)」と呼んでる加工ですが、
これは今まで紹介した加工とは違い、V溝ではなく平溝となります。
0.5mm厚になるまで削るのは「A角」と同じなのですが、
この加工の目的は、深い曲げや複雑な曲げ形状の物を、分割する事なく曲げるために行います。

 

IMG_1640

IMG_1636

このように、
曲げ加工にアクセントを付けたり、補助をしたりと、
サポート的な役目がプレーナー加工機なのです。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ご注文依頼はこちらから

ts004

制作実例はこちらから

ページ上部へ戻る