ステンレスって、表面処理で色んな表情を見せてくれます。
「女性が化粧をしたら変わるぜ〜」的な感じで、
ステンレスも化粧をしたら変わるんですね〜。
ちなみに、表面処理してる面を「化粧面」と呼んでますw
で、今回は、その表面処理の種類や方法を、
よく使用する物の中からいくつか、紹介したいと思います。
熱間圧延後、熱処理、酸洗または、これに準ずる処理を施したもので、
銀白色で光沢はありません。
冷間圧延後、熱処理、酸洗をし、つや消しロールで軽く冷間圧延したもので、
にぶい灰色のつや消し仕上げになってます。
2D仕上げ材に適当な光沢を与える程度の軽い冷間圧延を施し、
やや光沢のあるなめらかな表面になってます。
冷間圧延後、光輝熱処理を行い、さらに軽い冷間圧延をし、
鏡面に近い仕上げになってます。
2B仕上げ材を、400番手のバフで研磨し仕上げた物で、
光沢はBAに近いものがあります。
よく、厨房とかで使用されているのがこれです。
粒度が150〜240番の研磨ベルトで、髪の毛のように長く連続した研磨目を付けたもので、
シンプルなラインを持たせた美しい仕上がりです。
建材ではもっとも一般的な仕上げです。
400番よりも細かい600番の回転バフで研磨し、
高度の反射率を持つ準鏡面仕上げです。
よく見ると、細かいバフ目が残っています。(写真じゃ分かりにくいですが・・・)
順々に細かい粒度の研磨剤で研磨した後、鏡面用のバフで研磨し、
最も反射率の高い鏡面仕上げです。
バフ目は全くありません。(これも写真じゃ分かりにくい・・・)
普通に鏡として使用できます。
以上、主に使用される8種類の表面処理を紹介しましたが、
これ以外に、アート要素があるエッチングやショットブラスト、
着色されたカラー材など、まだまだ種類は豊富にあります。
今までは、目的に応じて表面処理を選定し使用されていましたが、
最近は、高い意匠性の要求や、機能性の必要から、
新しい表面仕上げが採用されているようです。
弊社では、様々な表面処理加工のステンレスを取り扱い、加工しております。
ステンレスなどの金属加工で何かございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
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