今回は、縞板(チェッカープレート)という
鋼板の紹介と加工例です。
正式には「縞鋼板(しまこうはん)」と呼び、
表面に模様が入ってるのが特徴的です。
その模様が、良好な滑り止めになるので、
階段のステップや道路の側溝の蓋、バリアフリー用のスロープなど、
滑り止めが必要な所でよく使用されています。
その他にも、街中の色んな所で使われていますね。
鋼板の製法はいたって単純で、
熱した素材を圧延する時に、
圧延ロールに模様が付いた専用の物をセットするだけです。
つまり、模様を付けながら板状にするんですね。
※弊社では、鋼板の製造はしておりません
昔は、後からプレスして模様を付けていたらしいですよ。
かなりのトン数なんでしょうね。
想像しただけでも恐ろしいです・・・
表面が凸凹しているので、
板厚の規格はどこで計測するのかというと、
上図のように、突起を除いた部分で計るんですね。
表記してる板厚と実際の板厚が違うので要注意です。
特に曲げ加工をする時は、
金型を誤ってセットすると破損の原因になってしまうので、
細心の注意が必要となってきます。
それでは、弊社の加工例の紹介です。
今回は、アルミを材料とした縞板を加工しました。
このように、レール状に曲げ加工をし、
それを三回繰り返して、三本のレール形状を製作。
これはトラックの部品で、
強度を持たす為の加工になりますね。
このように、特殊な材料の加工もしておりますので、
何かございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
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